もふもふになっちゃった私ののんびり生活
「ッ!?キュ……キャワンッ!!」
一歩踏み出して、何かが違うと肌で感じた。それなのに、その時は無意識にもう一歩を踏み出してしまっていた。
そして目にしたのは、巨大な四つ足の獣と熊に似た獣の戦闘している光景だった。
一歩目は、私の視点があまりにも下だから気づかなかった。そして二歩目を踏み出した時に、凄まじい衝撃音と共に叫び声を聞いて、やっと目の前で繰り広げられている戦闘に気が付いたのだ。
その瞬間、硬直した私は気づくと声を漏らしていた。
そのかすかな声に反応した戦闘している獣たちが私の方を振り向いた瞬間、本能的に命の危機を感知し、硬直する脚で震えながら後ろへ後ずさる。
しかし。その時にはもう、どちらかから放たれた目に見えない衝撃波が襲い掛かって来ていた。
小さな身体が歩んだたった一歩。それはほんのわずかな距離なのに、果てしなく遠く感じた。
そして、今更ながら本能が間に合わない!とアラームを頭の中に鳴り響かせた時、身体の中から湧き上がるように何かが出て行き、その衝撃波とぶつかった。
その一瞬の隙に後ろに転がるように、私を害する物が居ない場所へと逃げ込んでいた。
一歩踏み出して、何かが違うと肌で感じた。それなのに、その時は無意識にもう一歩を踏み出してしまっていた。
そして目にしたのは、巨大な四つ足の獣と熊に似た獣の戦闘している光景だった。
一歩目は、私の視点があまりにも下だから気づかなかった。そして二歩目を踏み出した時に、凄まじい衝撃音と共に叫び声を聞いて、やっと目の前で繰り広げられている戦闘に気が付いたのだ。
その瞬間、硬直した私は気づくと声を漏らしていた。
そのかすかな声に反応した戦闘している獣たちが私の方を振り向いた瞬間、本能的に命の危機を感知し、硬直する脚で震えながら後ろへ後ずさる。
しかし。その時にはもう、どちらかから放たれた目に見えない衝撃波が襲い掛かって来ていた。
小さな身体が歩んだたった一歩。それはほんのわずかな距離なのに、果てしなく遠く感じた。
そして、今更ながら本能が間に合わない!とアラームを頭の中に鳴り響かせた時、身体の中から湧き上がるように何かが出て行き、その衝撃波とぶつかった。
その一瞬の隙に後ろに転がるように、私を害する物が居ない場所へと逃げ込んでいた。