【完】イミテーション・シンデレラ

「あ~ら、これはこれは岬ちゃんじゃないのぉ~ッ。
超久しぶりじゃなぁ~いッ」

「おば様久しぶりですッ」

にこりとアイドルスマイルを作ると、姫岡芽衣は鬼のような形相でこちらを凄む。
低い低音の声が耳にピリピリと響く。

「誰がおばさんだ?クソガキが」

「め、芽衣さん…お久しぶりですぅ…」

「本当よねぇ~ッ。 SARARA卒業しちゃったんだってね。 まあ、岬ちゃんは少しがさつな所があるからアイドルって柄じゃないもんねぇ~」

にこりと笑いながら嫌味を言う。 全く持って静綺がこの姑と仲良く出来ているのが理解不能だ。

真央と昔付き合ってる頃から、この魔女が苦手だった。 真央の性格があそこまでこじれたのは、この母親のせいだと思ってる。

こんの、モンスターペアレントが! ぶりっこしているが、真央いわく元ヤンらしく可愛らしく笑っていても、ふしふしに垣間見える元ヤン感。

「芽衣さん、お久しぶりです。 本日はおめでとうございます」

「あらー!昴までーッ。相変わらずイケメンねぇ。この間のドラマ見てたわよぉ~ッ。
ひー君と一緒にね、きゅんきゅんしちゃった。」

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