【完】イミテーション・シンデレラ
「昴のお母さんってどんな人?」
「普通。芽衣ちゃんみたいにエキセントリックな人ではないなー。
親父も普通のサラリーマンだし」
「そっか。良かった。 あんなモンペだったら私には耐えられないわ…
魔女も苦手だけど、真央の父親も苦手なのよね~…ふわふわとして掴みどころなくって、そのくせ自分の奥さんを芽衣ちゃんなんて呼んで、鳥肌立っちゃうわ…」
「あはは、岬の両親は?」
「うちも普通よ。静綺や真央家族みたいにあんな濃くない…」
「そっか、今度挨拶に行かなくっちゃなあ。 岬は埼玉だよね?」
「うん、挨拶?」
「いつか結婚するじゃん。その前に挨拶いっとかなきゃって。」
さらりと言ってくれる言葉がどれ程嬉しい物か、昴は気が付いているのかしら?
強く強く、昴の腕に抱き着く。 そんな嬉しすぎる未来が、いつか本当に訪れたら良い。
「大丈夫。岬のお嫁さんになりたいって第二の夢は、俺が叶えるから」
きっぱりとそう言い切ってしまえるあなたは、やっぱり王子様そのもので昴の言葉ひとつひとつにドキドキしてしまうのだ。