【完】イミテーション・シンデレラ
「でも俺事務所の社長には言ったよ?結婚したいんだーって真っ青な顔してたけど、関係ないし」
「そうなの?!」
「うん、南条岬と結婚したいって言ったら泡拭いて倒れそうになってた。
うちの社長融通利かないんだよね~。でも会長はOKOKって笑ってた。
ほら、あの真央と話してるおじーちゃん、うちの会長なんだッ」
「知ってるわよ!長岡会長ッ…。業界じゃあ有名だもん!
でもそんな軽く結婚なんて」
「軽くじゃないよ?岬と一緒なら楽しそうだし。
結婚して、妊娠でもしたら芸能活動は一時休止しなくちゃいけなくなるけど
岬が復帰したいなら子育て落ち着いたらでいいしね~」
「んな具体的な……」
「そりゃ具体的にもなるでしょう。俺の人生設計図のひとつに岬はもう組み込まれちゃってるんだから。
俺ーー…
子供は岬に似た女の子が良い。
きっとすっごい可愛い子になるんだろうなあー…」
昴がそんな先の未来の事まで具体的に考えてくれているなんて、思ってもみなかった。
にこにこと笑っていたのに、何かを思い出した様に真面目な顔をして考え込んだ。