東京ヴァルハラ異聞録
「つれないなあ、名鳥。俺は黒井だよ。ただし、『ビショップ』という別名もあるがな」
ビショップだって?
名鳥から聞いていたのと、形状が違う。
巨大な蛇ではなく、鳥のような。
「ビショップ……黒井を食ったな?あいつの力を取り込んだか。だったらお前は敵だよね。遠慮はしないよ」
「悲しい。悲しいぞ名鳥!お前ごときが俺の相手にでもなると思っているのか!?だとしたら、とんだ思い上がりだ!お前が喧嘩を売ったのは神だぞ!!」
そう、気分良さげに叫んだビショップはランスを取り出した。
その武器こそが、黒井であるという証明になってしまう。
調査に出た黒井は……卵に取り込まれてしまったと言うわけか。
「本当に残念だよ。この街では、仲間としてやっていけると思ったのにさ」
小さくそう呟いた名鳥が、ショットガンをビショップに向けて引き金を引いた。
ドゥンッ!!
という音と共に、散弾が発射された。
だが……俺が見た光景は、ビショップが撃たれたものではなくて。
背後から名鳥がランスに貫かれ、ビショップの頭上に掲げられている姿だった。
「ビショップが俺を食った?違うな。力を手に入れる為に、俺がビショップの力を食ったんだ!人間の限界を超える為に!!」
ビショップだって?
名鳥から聞いていたのと、形状が違う。
巨大な蛇ではなく、鳥のような。
「ビショップ……黒井を食ったな?あいつの力を取り込んだか。だったらお前は敵だよね。遠慮はしないよ」
「悲しい。悲しいぞ名鳥!お前ごときが俺の相手にでもなると思っているのか!?だとしたら、とんだ思い上がりだ!お前が喧嘩を売ったのは神だぞ!!」
そう、気分良さげに叫んだビショップはランスを取り出した。
その武器こそが、黒井であるという証明になってしまう。
調査に出た黒井は……卵に取り込まれてしまったと言うわけか。
「本当に残念だよ。この街では、仲間としてやっていけると思ったのにさ」
小さくそう呟いた名鳥が、ショットガンをビショップに向けて引き金を引いた。
ドゥンッ!!
という音と共に、散弾が発射された。
だが……俺が見た光景は、ビショップが撃たれたものではなくて。
背後から名鳥がランスに貫かれ、ビショップの頭上に掲げられている姿だった。
「ビショップが俺を食った?違うな。力を手に入れる為に、俺がビショップの力を食ったんだ!人間の限界を超える為に!!」