東京ルミナスピラー
あの体勢からさらに踏み出すとは思わなかったのか、モロに俺の頭突きを食らった母さんは、後方に吹っ飛んんで床を転がった。
しかしすぐに立ち上がり、腹を擦りながら俺を見たのだ。
「ふふ……思ったよりやるではないか。だが、まだまだ本気を出していないな? 両親だからと遠慮しているのではないだろうな? 真治少年。二人でやるぞ。この生意気な息子を本気にさせねばな」
「やれやれ。もう俺の出番ですか? もう少し……二人を見ていたかったけど仕方がない」
本気だ……とは言わないよ。
手は抜いていないけど、目の前に夢でも幻でもない母さんがいるから、本気になれないというのは確かにそうだけど。
それなのに二人で掛かってくるって言うなら、そんなことも言ってられないか。
「じゃあ行くぞ葵。俺は母さんのように優しくないからな」
日本刀を鞘から抜き、さらに鞘をも武器のように左手で握り締める二刀流の構え。
スッと、父さんの身体が沈んだと思った瞬間、超高速で俺に接近していた。
だが、俺も同じタイミングで駆け出していて、すれ違いざまに刃が交差する。
ギャリギャリと耳元で刃が擦れ、父さんの脚を狙って振り下ろした一撃を、父さんは素早く後ろに振った日本刀の柄で弾く。
しかしすぐに立ち上がり、腹を擦りながら俺を見たのだ。
「ふふ……思ったよりやるではないか。だが、まだまだ本気を出していないな? 両親だからと遠慮しているのではないだろうな? 真治少年。二人でやるぞ。この生意気な息子を本気にさせねばな」
「やれやれ。もう俺の出番ですか? もう少し……二人を見ていたかったけど仕方がない」
本気だ……とは言わないよ。
手は抜いていないけど、目の前に夢でも幻でもない母さんがいるから、本気になれないというのは確かにそうだけど。
それなのに二人で掛かってくるって言うなら、そんなことも言ってられないか。
「じゃあ行くぞ葵。俺は母さんのように優しくないからな」
日本刀を鞘から抜き、さらに鞘をも武器のように左手で握り締める二刀流の構え。
スッと、父さんの身体が沈んだと思った瞬間、超高速で俺に接近していた。
だが、俺も同じタイミングで駆け出していて、すれ違いざまに刃が交差する。
ギャリギャリと耳元で刃が擦れ、父さんの脚を狙って振り下ろした一撃を、父さんは素早く後ろに振った日本刀の柄で弾く。