東京ルミナスピラー
真輝斗の頭部を歩道橋から下の地面に放り投げて、首を傾げて見せた大和田。


「……そこまでやる必要があったのか? 味方を殺すなんて、正気の沙汰じゃない」


日本刀を大和田に向けて睨み付けると、大和田は不思議そうに首を横に傾げて。


「まさかお前、同じ軍だから味方だとか、味方とは殺し合わないとか思ってるんじゃないだろうな? 俺はよ、そういうあまっちょろいやつらをぶっ殺してのし上がって来たんだよ」


そう言われると……反論出来ない。


そもそも真輝斗に対しては俺は、良いイメージを持っていなかった。


やりすぎだとは思ったけど、殺されたことに関しては、正直正当な罰だとも思ったから。


味方とは殺し合わない……か。


結城さんや父さんは俺とは違う軍だし、味方だと思っていたけど、どんな状況であれ命を懸けて戦ったからな。


「俺は多分、思っている以上に何も知らなくて、バカなんだと思うよ。何が正しいとか、何が間違ってるとか、もう何が何だかわからなくなってきた」


「HAHAHA! それでこそのディストピアじゃねぇか! 深く考えることはねぇ! 自分の思うように行動するのが一番正しいんだ! 勝つやつが正義! 負けるやつが悪! わかりやすいじゃねぇかよ!」
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