東京ルミナスピラー
皮膚が、服が切り裂かれ、少量ではあったが血が宙に飛び散る。


と、同時に目の前に大和田が現れたのだ。


驚いた表情を浮かべて、まさか俺が止めるとは思っていなかったみたいだ。


素早く俺が日本刀を振り上げるが、それを難なく回避して後方に飛び退く。


大口を叩くだけはあるな。


「俺の不意打ちを受け止めたやつは初めてだぜ。悪かった。お前を見くびってたわ。てなわけで、本気の殺し合いをしようぜ! もちろん死ぬのはお前だけな!」


「ふざけるな! そうやって人の命を遊び感覚で! 死んだらそこで終わりだってわからないのかよ!」


「弥生を殺したお前が言うセリフかよ!」


姿が消えるスキルを使わず、俺に向かって飛び掛かった大和田に、俺も迎え撃つように接近する。


両手に付けられた鉤爪が、凄まじい速度で俺に迫る。


日本刀でそれを受け止めるも、強引に力で押し切ろうとする大和田の力は強く、気を抜くと押し負ける!


左の攻撃の後、すぐさま右の爪が俺の顔に向かって迫った。


防ぐ為にトンファーを振り上げるが、大和田はそれを見越してか、途中で攻撃を止め、そのフェイントに引っ掛かってしまった。
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