ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
◇
放課後、図書室で勉強中に、詩恩から青石先輩と小動物くんについて教えてもらった。
彼は水沢透瑠くんといって、私達と同じ学年。
青石先輩と付き合っているんだそう。
「なぁんだ。てっきりやきもちでも妬いてるのかと思ったよ」
「違うよ。先輩は憧れなだけ。っていうか、友達の彼女を狙うわけねーだろ」
バッサリ答えた詩恩は、私が解いた問題の答え合わせを始めた。
丸つけをするペンのこすれる音がリズムよく聞こえる。
これは正答率高そうだ!
「今朝より解けてはいるな」
「よっしゃ! やればできるでしょ?」
「同じところでつまづいてるからちゃんと復習しろよ」
「はーい!」
ノートを開くと、間違えたところにわかりやすく解説が書かれていた。
わざわざ……っていうか、字めっちゃ綺麗!
顔だけじゃなくて字も整ってるだなんて。
あーあ、これでお腹も白いなら完璧なのになぁ。
心の中で呟きながら、教科書を読み始めた彼の横顔を見つめる。
正面のインパクトが強すぎて気づかなかったけど……横顔も肌も綺麗だ。
放課後、図書室で勉強中に、詩恩から青石先輩と小動物くんについて教えてもらった。
彼は水沢透瑠くんといって、私達と同じ学年。
青石先輩と付き合っているんだそう。
「なぁんだ。てっきりやきもちでも妬いてるのかと思ったよ」
「違うよ。先輩は憧れなだけ。っていうか、友達の彼女を狙うわけねーだろ」
バッサリ答えた詩恩は、私が解いた問題の答え合わせを始めた。
丸つけをするペンのこすれる音がリズムよく聞こえる。
これは正答率高そうだ!
「今朝より解けてはいるな」
「よっしゃ! やればできるでしょ?」
「同じところでつまづいてるからちゃんと復習しろよ」
「はーい!」
ノートを開くと、間違えたところにわかりやすく解説が書かれていた。
わざわざ……っていうか、字めっちゃ綺麗!
顔だけじゃなくて字も整ってるだなんて。
あーあ、これでお腹も白いなら完璧なのになぁ。
心の中で呟きながら、教科書を読み始めた彼の横顔を見つめる。
正面のインパクトが強すぎて気づかなかったけど……横顔も肌も綺麗だ。