不器用同士
オムライスを温め終わった相楽くんが私の隣に座った。
「子供好きなんだな。意外だった」
私に向けて言ったのはわかったけど、私が子供好き?
どうしてそう思うの?と言葉に出すより先に相楽くんが口を開いた。
「だって優しい目、してる」
「優しい、目?」
「将来、幼稚園の先生とかもありかもよ」
何気なく言っただけみたいで、それ以上何も言わなかった。
隣の相楽くんは、いただきますと手を合わしてオムライスを一口。
「え、美味しい!疑い半分で食べたけど光莉ちゃんって料理できるんだ」
…半分疑ってたのか、相変わらず失礼なやつ。
うまいうまいと勢いよく食べていく相楽くんを見て安心した。
瑠璃ちゃんも美味しいって言ってくれたけど、誰かに料理を振る舞うなんて慣れなくて美味しいって言ってくれるまで一々不安になる。