不器用同士


5分足らずで食べ終わり、食器を片付けようとしている相楽くんに声をかける。


「私、やるよ?」


「いや、これぐらいはするよ」


私と瑠璃ちゃんの分の食器も慣れた手つきで一緒に洗っていく。



家事、全くできないと思ってた。



「まーた失礼なこと考えてるでしょ、家事できないと思った?」


洗い終えた食器を立てかけて、私を見つめる相楽くんにまた図星をつかれる。



なんでこう、この人はなんでも見透かしたような目で見てくるんだろう。


相楽くんに見つめられると全て知られる感じがして、目を逸らしたくなる。



「料理意外はできるの?」


「うん、一通りはね」


意外に料理以外はできるみたい。


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