翔んでアルミナリア
「キャラクターとか設定は固まってたんだけど、ストーリーとかイベントを練ってるところで、この状況なんだよな」
困り顔で締めくくる。

「いや、てことはさ、蓮くんはこの世界のいってみれば創造主なんだよね?」
言いながら、姿勢まで前のめりになる。

「そう…いうことになるんだろうな」
歯切れ悪く口にする。

「だったら、この世界を動かせるんじゃない!?」

いやそれがさ…と蓮くんは気まずそうな表情を浮かべる。
「気づいてから、ずっとそれを試してたんだ。念じてみたり頭の中でストーリーを作ったり…でも、全然ダメだった」
力なく首をふった。

「そんな…」
膨らんだ希望が、しゅるしゅると風船のようにしぼんでゆく。

「たぶんアレだ。自分がみている夢みたいなもんじゃないかな? 夢って自分の意識下が生み出してるものだけど、自分でコントロールできないだろ。この世界も同じだ。俺が考え出したものではあるけど、自分の思い通りにはならない。もう独立して動き始めてしまってるみたいだ」

妙に説得力がある考察だ。
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