ヤマジ君の…ヒミツ★
ヤマジ君はなぜか男子の用紙ばかりを集中的に読んでいるように見える……のは気のせいだろうか。
だからさっきはついあんな質問をしちゃったのだ。
――『ヤマジ君て、男の人が好きなの?』
実は前々からちょっと思っていたのよね。
あたしのリサーチによると、ヤマジ君には彼女がいない。
もちろん、こんなキレイな顔した男の子がモテないはずもなく、しょっちゅう色んな女の子に呼び出されては告白されてる。
といってもほとんどの女の子はヤマジ君のあまりの美形っぷりに恐れをなして、ただ遠くから指を咥えて眺めることしかできないのだけどね。
とにかくヤマジ君はモテる。
だけどなぜか誰とも付き合わないのだ。
先日のバレンタインもたくさんチョコを渡されそうになってたみたいだけど、全てを受け取らなかったって噂だ。
昨日なんて、くりんくりんの巻き髪に、近づいたら風でも吹くんじゃないかってぐらいバッサバサの付け睫毛のケバ女が、ばっさりと振られているシーンを目撃したあたし。
いかにも自分に自信満々……みたいな女が振られているのは痛快だったわ。
おーほっほほほ。
ざまーみろって、思わず舌を出しちゃった。
だからさっきはついあんな質問をしちゃったのだ。
――『ヤマジ君て、男の人が好きなの?』
実は前々からちょっと思っていたのよね。
あたしのリサーチによると、ヤマジ君には彼女がいない。
もちろん、こんなキレイな顔した男の子がモテないはずもなく、しょっちゅう色んな女の子に呼び出されては告白されてる。
といってもほとんどの女の子はヤマジ君のあまりの美形っぷりに恐れをなして、ただ遠くから指を咥えて眺めることしかできないのだけどね。
とにかくヤマジ君はモテる。
だけどなぜか誰とも付き合わないのだ。
先日のバレンタインもたくさんチョコを渡されそうになってたみたいだけど、全てを受け取らなかったって噂だ。
昨日なんて、くりんくりんの巻き髪に、近づいたら風でも吹くんじゃないかってぐらいバッサバサの付け睫毛のケバ女が、ばっさりと振られているシーンを目撃したあたし。
いかにも自分に自信満々……みたいな女が振られているのは痛快だったわ。
おーほっほほほ。
ざまーみろって、思わず舌を出しちゃった。