片思いー終わる日はじめる日ー
「おれさ……」
ん?
「ほんと言うと、あんまり好きじゃなかったんだ、絵……。おやじに無理やり描かされてたってかんじかな」
え、え、え?
それ、あたしが聞いてもいいやつ?
言い出しっぺはそっちなんだから、怒ったらだめだよ?
「お父さんが、絵…、好きなの?」
当然の疑問だよ。あたし、悪くないよ。
なのにドキドキする。
「絵描きなんだ」
「へ…ええ……」
だれ?
なんていうひと?
どんな絵を描くの?
続けたいけど、どこまで踏みこんでもいいのか。
わからないうえに、どう言っても自分の無知がさらけだされそうで、ドキドキする心臓をおさえて口にチャック。
「おまえのおやじは?」
「え。うち? うちはふつうのサラリーマ…あああ!」
突然わかった。
「おーい。…ったくもう。こんな近くにいるんだから、もう少しセーブしてくれよ。…ホントでかいんだから、おまえの声は」
麦が耳に手をやって、顔をしかめる。
ご…めんなさい。
でも。でもね。
「シャツ! そのシャツ、クリーニングに出してるんでしょ」
ん?
「ほんと言うと、あんまり好きじゃなかったんだ、絵……。おやじに無理やり描かされてたってかんじかな」
え、え、え?
それ、あたしが聞いてもいいやつ?
言い出しっぺはそっちなんだから、怒ったらだめだよ?
「お父さんが、絵…、好きなの?」
当然の疑問だよ。あたし、悪くないよ。
なのにドキドキする。
「絵描きなんだ」
「へ…ええ……」
だれ?
なんていうひと?
どんな絵を描くの?
続けたいけど、どこまで踏みこんでもいいのか。
わからないうえに、どう言っても自分の無知がさらけだされそうで、ドキドキする心臓をおさえて口にチャック。
「おまえのおやじは?」
「え。うち? うちはふつうのサラリーマ…あああ!」
突然わかった。
「おーい。…ったくもう。こんな近くにいるんだから、もう少しセーブしてくれよ。…ホントでかいんだから、おまえの声は」
麦が耳に手をやって、顔をしかめる。
ご…めんなさい。
でも。でもね。
「シャツ! そのシャツ、クリーニングに出してるんでしょ」