夢みたもの
「今の言葉、鞠子に直接言ってあげればいいのに。きっと喜ぶよ?」
「・・・・え?」
一瞬目を見開いた葵は、すぐにばつが悪そうに眉根を寄せると、あたしの視線を避けるように横を向いた。
「嫌よ」
そう呟いた葵の頬は微かに赤らんでいる。
憎まれ口は照れ隠し。
あたしは小さく笑うと、頬杖を突いて葵を眺めた。
「何?」
「何か・・・いいよね、こういうの」
「何言ってるのよ」
あたしに向き直った葵は、ペットボトルのお茶を一口飲むと小さなため息を吐いた。
「それより、さっきの話の真相はどうなの?」
「さっきの話?」
「ひなこが最近、忙しそうにしてる理由よ。鞠子の仮設はおいておくとしても、確かにおかしいわ」
「嫌だな・・・ホントに何もないよ?」
話が戻った事に焦りつつ、あたしは笑って手を振った。
「何もないのに・・・2人共気にし過ぎだって」
「そう?」
「そうだよ!
そう言って大きく頷くと、葵はあたしを見つめて、今度は深いため息を吐いた。
その表情は『私は理由を知ってるけど、私からは言わないわよ』そう言っている気がして、あたしは鼓動が速くなったのを感じた。
「・・・・え?」
一瞬目を見開いた葵は、すぐにばつが悪そうに眉根を寄せると、あたしの視線を避けるように横を向いた。
「嫌よ」
そう呟いた葵の頬は微かに赤らんでいる。
憎まれ口は照れ隠し。
あたしは小さく笑うと、頬杖を突いて葵を眺めた。
「何?」
「何か・・・いいよね、こういうの」
「何言ってるのよ」
あたしに向き直った葵は、ペットボトルのお茶を一口飲むと小さなため息を吐いた。
「それより、さっきの話の真相はどうなの?」
「さっきの話?」
「ひなこが最近、忙しそうにしてる理由よ。鞠子の仮設はおいておくとしても、確かにおかしいわ」
「嫌だな・・・ホントに何もないよ?」
話が戻った事に焦りつつ、あたしは笑って手を振った。
「何もないのに・・・2人共気にし過ぎだって」
「そう?」
「そうだよ!
そう言って大きく頷くと、葵はあたしを見つめて、今度は深いため息を吐いた。
その表情は『私は理由を知ってるけど、私からは言わないわよ』そう言っている気がして、あたしは鼓動が速くなったのを感じた。