夢みたもの
「‥‥ごめんね‥」
あたしは箸を置くと、小さくそう言った。
もう何度か繰り返されたやりとり‥‥
それでも、葵に謝らずにはいられなかった。
「変な事に巻き込んじゃって‥」
「何言ってるのよ!?」
「‥‥だって、あたしの事が無ければ、葵はもっと違う事に時間を割いたり出来る筈でしょ‥?」
事実、あたしにベッタリ付き添ってくれる葵は、生徒会や茶道部の仕事を後回しにしている節がある。
普段から忙しい葵に、さらに負担をかけていると思うと、あたしはどうしたら良いのか分からなかった。
「‥‥あたしは、1人でも大丈夫だよ?」
出来る限り笑顔を作ってそう言ったのに、葵はフンッと鼻で笑ってあたしを見た。
「そういう言葉は、無理して笑わないようになってから言って頂戴?‥それに、前から『気にするな』って言ってる筈よ?」
「‥‥」
「大体ね‥‥」
葵はそう言ってため息を吐くと、頬を少しだけ赤く染めて呟くように言った。
「‥‥私がやりたくてしてるのよ?」
「‥‥」
「何の為に同じ高校に進学したと思ってるの?‥‥中学の時からずっと‥、ひなこは私の親友でしょう?だから助けたいの‥‥それだけよ」
「‥‥葵‥」
嬉しくて嬉しくて‥‥胸が詰まりそうな言葉だった。
あたしは箸を置くと、小さくそう言った。
もう何度か繰り返されたやりとり‥‥
それでも、葵に謝らずにはいられなかった。
「変な事に巻き込んじゃって‥」
「何言ってるのよ!?」
「‥‥だって、あたしの事が無ければ、葵はもっと違う事に時間を割いたり出来る筈でしょ‥?」
事実、あたしにベッタリ付き添ってくれる葵は、生徒会や茶道部の仕事を後回しにしている節がある。
普段から忙しい葵に、さらに負担をかけていると思うと、あたしはどうしたら良いのか分からなかった。
「‥‥あたしは、1人でも大丈夫だよ?」
出来る限り笑顔を作ってそう言ったのに、葵はフンッと鼻で笑ってあたしを見た。
「そういう言葉は、無理して笑わないようになってから言って頂戴?‥それに、前から『気にするな』って言ってる筈よ?」
「‥‥」
「大体ね‥‥」
葵はそう言ってため息を吐くと、頬を少しだけ赤く染めて呟くように言った。
「‥‥私がやりたくてしてるのよ?」
「‥‥」
「何の為に同じ高校に進学したと思ってるの?‥‥中学の時からずっと‥、ひなこは私の親友でしょう?だから助けたいの‥‥それだけよ」
「‥‥葵‥」
嬉しくて嬉しくて‥‥胸が詰まりそうな言葉だった。