夢みたもの
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最後に航平の部屋に入ったのはいつだっただろう‥‥

中学に入った頃から、航平はあたしを部屋に入れてくれなくなった。



何年振りかに来た航平の部屋。

ドアをノックしようと手を持ち上げたけれど、あたしは一瞬ためらって、ドアを見つめたまま手を下ろした。



航平に会いたい。

話をしたい。


その思いだけで来たけれど、航平は嫌がるかもしれない‥‥

‥もし、もし拒絶されたら、あたしはどうしたら良いんだろう?

そんな考えが頭の中でぐるぐる回る。


でも‥前に進まないと何も始まらない。

これ以上、航平とギクシャクしたままで居るのは嫌。



あたしは一息吐いて気持ちを落ち着かせると、思い切って航平の部屋をノックした。


「‥‥航平‥?」


部屋の中からは何の反応も無い。


「‥‥航平‥居ないの‥?」


あたしはもう一度声をかけた。


それでも、やっぱり反応は無い。

わざと黙っているのか、本当に居ないのか分からない。


「‥入るよ‥?」


思い切ってそう声をかけると、あたしは航平の部屋のドアをゆっくり引き開けた。



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