夢みたもの
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ゆっくり歩いた筈なのに、公園には思ったより早く着いた。
駅前公園は意外と広い。
普段はジョギングをする人や親子連れで賑わっているけれど、クリスマスイブの今日は、午前中という事もあってか殆ど人が居なかった。
噴水の周りは、水量を落とした噴水の水音と、風に舞う落葉がカサカサと音を立てているだけ。
それが一層、寒さと寂しさを感じさせて、あたしはマフラーを口元まで引き上げた。
「航平‥‥まだ来てないんだ」
辺りを見回して一息吐く。
航平があたしより遅いなんて珍しい。
そう思いながら携帯で時間を確認したあたしは、小さく苦笑した。
待ち合わせ時間には、まだ30分近くある。
何だか落ち着かなくて‥‥
時間より早めに到着したのは自分だった。
「やだな‥何か凄く期待してるみたい」
噴水の縁に腰を下ろして、あたしはくるりと周りを見回した。
冷たい風が髪を吹き上げて頬に当たる度、その冷たさに肩が震える。
「‥‥さむ‥」
こんな時。
時間が経つのは凄く遅い。
手にした携帯で、何度も時間を確認しながら、あたしはため息を吐いた。
ゆっくり歩いた筈なのに、公園には思ったより早く着いた。
駅前公園は意外と広い。
普段はジョギングをする人や親子連れで賑わっているけれど、クリスマスイブの今日は、午前中という事もあってか殆ど人が居なかった。
噴水の周りは、水量を落とした噴水の水音と、風に舞う落葉がカサカサと音を立てているだけ。
それが一層、寒さと寂しさを感じさせて、あたしはマフラーを口元まで引き上げた。
「航平‥‥まだ来てないんだ」
辺りを見回して一息吐く。
航平があたしより遅いなんて珍しい。
そう思いながら携帯で時間を確認したあたしは、小さく苦笑した。
待ち合わせ時間には、まだ30分近くある。
何だか落ち着かなくて‥‥
時間より早めに到着したのは自分だった。
「やだな‥何か凄く期待してるみたい」
噴水の縁に腰を下ろして、あたしはくるりと周りを見回した。
冷たい風が髪を吹き上げて頬に当たる度、その冷たさに肩が震える。
「‥‥さむ‥」
こんな時。
時間が経つのは凄く遅い。
手にした携帯で、何度も時間を確認しながら、あたしはため息を吐いた。