夢みたもの
ユーリはどうなったの?

無事なの?


どうして、ユーリがあんな事に‥!!



体が思うように動かない事が腹立たしい。

頭が混乱して訳が分からない。



ユーリの処に行かなくちゃ‥!!

ただ、その思いだけだった。



「お願い、ひなこ落ち着いて!」


母が泣きそうな声を上げる。

その時。

病室のドアが勢いよく開いた。


「大丈夫ですか!?」


そう言って飛び込んできた人。

あたしはハッとして、その人を見つめた。



「声が‥聞こえたから‥‥」


そう言ったのは、青白い顔をした航平だった。


「‥‥航平‥」


「ひなこ‥目が覚めたんだね。良かった」


一瞬、ほっとした表情を見せた航平。

それでも、相変わらず青ざめて張り詰めた顔をしている。


「航平君、ずっと付いててくれたのよ?」

「‥‥」

「もう大丈夫。大丈夫だから‥‥心配しないで休みなさい」


あたしが落ち着いたからか、母はあたしの頭を撫でて、ほっとしたように息を吐いた。




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