夢みたもの
━・・━・・━・・━
冷たい北風が吹き抜けていく。
身震いする程の寒さの中。
あたしと航平は、寄り添うように歩いた。
街灯に照らされた影が2つ並んでいる事に居心地の良さを感じる。
繋がった手の温かさに、胸の辺りがぽかぽかした。
「へぇ‥叶がそんな事を?」
日記の事を話した時。
航平は驚いたようにあたしを見た。
「うん。読んで欲しい‥って」
「おばさんの処にある事は言わなかったんだ?」
「‥‥うん」
「別に責めてる訳じゃないよ?」
あたしに笑いかけると、航平は小さく呟いた。
「ひなこの幸せの為に‥か」
「ユーリに内容を聞いた方が良かったのかな?」
今更ながら後悔する。
ユーリは内容を知っているのに‥‥
視線を落としたあたしに、航平が笑って首を横に振った。
「別に良いんじゃない?叶だって、ひなこに話そうとしてた訳じゃないんでしょ?」
「うん」
そう言えばそうだ。
日記の所在を気にしていたけれど、内容を話そうという感じじゃなかった。
「ひなこに読んで欲しいんだよ」
「‥え?」
「人から聞くのは話し手の主観が入るからさ?たぶん、ひなこの感じるままに読んで欲しいんじゃないかな?」
「そういう処はさすがだよ」そう付け加えて航平は笑った。
冷たい北風が吹き抜けていく。
身震いする程の寒さの中。
あたしと航平は、寄り添うように歩いた。
街灯に照らされた影が2つ並んでいる事に居心地の良さを感じる。
繋がった手の温かさに、胸の辺りがぽかぽかした。
「へぇ‥叶がそんな事を?」
日記の事を話した時。
航平は驚いたようにあたしを見た。
「うん。読んで欲しい‥って」
「おばさんの処にある事は言わなかったんだ?」
「‥‥うん」
「別に責めてる訳じゃないよ?」
あたしに笑いかけると、航平は小さく呟いた。
「ひなこの幸せの為に‥か」
「ユーリに内容を聞いた方が良かったのかな?」
今更ながら後悔する。
ユーリは内容を知っているのに‥‥
視線を落としたあたしに、航平が笑って首を横に振った。
「別に良いんじゃない?叶だって、ひなこに話そうとしてた訳じゃないんでしょ?」
「うん」
そう言えばそうだ。
日記の所在を気にしていたけれど、内容を話そうという感じじゃなかった。
「ひなこに読んで欲しいんだよ」
「‥え?」
「人から聞くのは話し手の主観が入るからさ?たぶん、ひなこの感じるままに読んで欲しいんじゃないかな?」
「そういう処はさすがだよ」そう付け加えて航平は笑った。