夢みたもの
「大丈夫かなぁ‥‥」
「大丈夫だよ」
あたしの隣で航平が明るく言う。
「ほら‥風邪引くから、家に入ろ?」
あたしの背中を押す航平。
タクシーが見えなくなったのを見届けると、あたしは航平に押されて家に戻った。
「それにしても、凄い散らかりようだなぁ〜‥」
リビングを見回して、航平は感心したように言った。
「大怪我しなくて良かったよ」
「うん。でも、何で倒れたんだろ‥?」
ピアノに寄りかかるように倒れかけた本棚を見て、あたしは首をかしげた。
あたしの身長より少し高いぐらいの本棚。
物が一杯一杯に詰め込まれている訳じゃないから、バランスが良いとは言えないけれど、母がレッスンで使う教材がしまってあって、そう簡単に倒れるような物じゃない。
「たぶん‥あれじゃない?」
「あれ?」
航平が指差した先にあったのは、本棚とピアノの傍にある、実際に乗って遊べるタイプの車の玩具だった。
「ほら‥スカーフが車輪に絡まって、本棚の下の処にも引っ掛かってるでしょ?」
航平はそう言って車を引っ張り出した。
「本棚も上の方に集中して使ってたみたいだしね」
「そっか‥」
「でもまぁ‥ホントに大事にならなくて良かったよ」
航平はそう言うと、あたしに笑いかけた。
「じゃぁ、ささっと片付けようか?」
「大丈夫だよ」
あたしの隣で航平が明るく言う。
「ほら‥風邪引くから、家に入ろ?」
あたしの背中を押す航平。
タクシーが見えなくなったのを見届けると、あたしは航平に押されて家に戻った。
「それにしても、凄い散らかりようだなぁ〜‥」
リビングを見回して、航平は感心したように言った。
「大怪我しなくて良かったよ」
「うん。でも、何で倒れたんだろ‥?」
ピアノに寄りかかるように倒れかけた本棚を見て、あたしは首をかしげた。
あたしの身長より少し高いぐらいの本棚。
物が一杯一杯に詰め込まれている訳じゃないから、バランスが良いとは言えないけれど、母がレッスンで使う教材がしまってあって、そう簡単に倒れるような物じゃない。
「たぶん‥あれじゃない?」
「あれ?」
航平が指差した先にあったのは、本棚とピアノの傍にある、実際に乗って遊べるタイプの車の玩具だった。
「ほら‥スカーフが車輪に絡まって、本棚の下の処にも引っ掛かってるでしょ?」
航平はそう言って車を引っ張り出した。
「本棚も上の方に集中して使ってたみたいだしね」
「そっか‥」
「でもまぁ‥ホントに大事にならなくて良かったよ」
航平はそう言うと、あたしに笑いかけた。
「じゃぁ、ささっと片付けようか?」