夢みたもの
「‥‥ひなこ‥」
頭上から航平の声が聞こえた。
戸惑いを含んで、少し擦れた声。
耳を当てた胸から、航平の鼓動が聞こえるような気がした。
「ひなこ‥‥本当に?」
「‥‥」
「本気で言ってるの‥?」
その言葉に、あたしは航平の胸から顔を上げた。
頬を少し染めて、戸惑いがちにあたしを見つめる航平。
その瞳が「本当に?」と問いかけてくる。
あたしは、航平を真っ直ぐ見つめ返して頷いた。
「遅くなって‥‥ごめんね」
「‥‥」
「あたし‥航平の事が‥‥」
その続きは、言えなかった。
次の瞬間には航平の胸に抱き締められていて、息が出来ない。
広くて逞しい胸と、強い腕の力。
それとは反対に、あたしの髪に顔を埋めた航平の、優しい声が耳元で聞こえた。
「ありがとう」
「‥‥」
「俺も‥ひなこが好きだよ」
そう言って頭を上げた航平は、あたしと目が合うと嬉しそうに笑う。
そして、あたしに優しくキスをした。
それは
前みたいに緊張した怖いキスじゃない
優しくて
嬉しくて
幸せが一杯詰まったキス
「‥‥嬉しいキスだ‥」
唇を離したあたしは小さく呟いた。
胸に広がる温かい気持ち
その幸せを確かめるように、あたしはもう一度、航平の胸に顔を埋めた。
頭上から航平の声が聞こえた。
戸惑いを含んで、少し擦れた声。
耳を当てた胸から、航平の鼓動が聞こえるような気がした。
「ひなこ‥‥本当に?」
「‥‥」
「本気で言ってるの‥?」
その言葉に、あたしは航平の胸から顔を上げた。
頬を少し染めて、戸惑いがちにあたしを見つめる航平。
その瞳が「本当に?」と問いかけてくる。
あたしは、航平を真っ直ぐ見つめ返して頷いた。
「遅くなって‥‥ごめんね」
「‥‥」
「あたし‥航平の事が‥‥」
その続きは、言えなかった。
次の瞬間には航平の胸に抱き締められていて、息が出来ない。
広くて逞しい胸と、強い腕の力。
それとは反対に、あたしの髪に顔を埋めた航平の、優しい声が耳元で聞こえた。
「ありがとう」
「‥‥」
「俺も‥ひなこが好きだよ」
そう言って頭を上げた航平は、あたしと目が合うと嬉しそうに笑う。
そして、あたしに優しくキスをした。
それは
前みたいに緊張した怖いキスじゃない
優しくて
嬉しくて
幸せが一杯詰まったキス
「‥‥嬉しいキスだ‥」
唇を離したあたしは小さく呟いた。
胸に広がる温かい気持ち
その幸せを確かめるように、あたしはもう一度、航平の胸に顔を埋めた。