いつか、君と同じ世界を見たい
「うん…。でもこれいいのかな。なんか高そうだよこれ。こんなちっちゃいのに重いし。」
そのピアスは私のいつもつける何百円のイヤリングよりもずっと小さいのにずっと重かった。
「だろうね。金持ちの買うものだもん。でもそれ華夜が持ってたところでどうするの?売るの?返すの?」
「う、売るわけないじゃん!ただ高いものだから、本人に返した方がって…。」
綾菜はため息をつきながら自転車を置いたところに戻り始めた。
「まぁ華夜がそうしたいならそうすればいいと思うけどさ。さっきの多分、朝真琴が言ってた三神蒼って人だよ。」
私も綾菜に小走りでついていく。