おうちかいだん
誰かが潜んでいるというのも怖いけれど、霊的な何かがいるというのも怖い!
それでも、私の部屋はこの階段の先にあって、ここを上がらなければ辿り着けないのだ。
お風呂上がりに今の下着と服で部屋に戻って、部屋で着替えるという手もあるけど……身体を洗った後に今着けている下着を着るというのはなんだか嫌だから。
「ダメダメ。私は洗濯した下着を着けたいの」
そう決意するかのように呟いて、覚悟を決めて階段を上り始めた。
一気に駆け上がった方がいいかもしれないと、バタバタと音を立てながら階段を走り出した時だった。
右足の甲に、刃物のような物で切り裂かれるような痛みが走って、私はまたバランスを崩した。
「ああああああああっ!」
転がり落ちそうになる寸前で手すりを掴んで、なんとか転落は免れたけれど……また右足を切られた!?
ダメだ、こんなとこにずっといちゃ、今よりも酷いことになるに違いない!
恐怖は確かにあったけれど、それは足を切られたことに対してではなかった。
わけのわからない何がいるという恐怖に他ならなかった。
それでも振り返って見ることができない。
振り返ってしまえば、今よりも恐ろしい目に遭いそうな気がしたから。
それでも、私の部屋はこの階段の先にあって、ここを上がらなければ辿り着けないのだ。
お風呂上がりに今の下着と服で部屋に戻って、部屋で着替えるという手もあるけど……身体を洗った後に今着けている下着を着るというのはなんだか嫌だから。
「ダメダメ。私は洗濯した下着を着けたいの」
そう決意するかのように呟いて、覚悟を決めて階段を上り始めた。
一気に駆け上がった方がいいかもしれないと、バタバタと音を立てながら階段を走り出した時だった。
右足の甲に、刃物のような物で切り裂かれるような痛みが走って、私はまたバランスを崩した。
「ああああああああっ!」
転がり落ちそうになる寸前で手すりを掴んで、なんとか転落は免れたけれど……また右足を切られた!?
ダメだ、こんなとこにずっといちゃ、今よりも酷いことになるに違いない!
恐怖は確かにあったけれど、それは足を切られたことに対してではなかった。
わけのわからない何がいるという恐怖に他ならなかった。
それでも振り返って見ることができない。
振り返ってしまえば、今よりも恐ろしい目に遭いそうな気がしたから。