おうちかいだん
それに、ここはまずい。
下から4段目で、私がアキレス腱を切った場所だ。
そう思った瞬間、足に感じる冷たい何か。
そして、視界の上からゆっくりと降りてくる黒い影。
「い、いやああああっ!」
もう、怖いのも痛いのも味わいたくない!
その一心で残りの4段を飛んで、1番下に着地すると同時にバランスを崩して床に倒れた。
身体が回転して、階段を見上げるような形で倒れたけど、そんな私の目に映ったものは……。
階段の4段目、不気味な顔があった場所には無数の手が……伸びて、ボロボロになったいかにも不潔そうな爪の手が、私を掴もうと手招きをするようにうごめいていたのだ。
それを見た瞬間、言葉に言い表せないほどの恐怖が私を包み込んだけれど……それよりも恐ろしく感じたものが、宙にぶら下がっていたのだ。
白い脚……赤い筋が入った白い脚が、その赤をポタリポタリと床に落としている。
それは床で弾けると煙のように消えて。
私が白い脚の上の方に目を向けると……口に何かが突き刺さって、口が大きく裂けた女の人が私を見下ろしていたのだ。
「ぎゃあああああああああああああああああっ!!」
もう何も考えられなかった。
ただその場所にはいたくなくて、床を這って居間の方に逃げた。
下から4段目で、私がアキレス腱を切った場所だ。
そう思った瞬間、足に感じる冷たい何か。
そして、視界の上からゆっくりと降りてくる黒い影。
「い、いやああああっ!」
もう、怖いのも痛いのも味わいたくない!
その一心で残りの4段を飛んで、1番下に着地すると同時にバランスを崩して床に倒れた。
身体が回転して、階段を見上げるような形で倒れたけど、そんな私の目に映ったものは……。
階段の4段目、不気味な顔があった場所には無数の手が……伸びて、ボロボロになったいかにも不潔そうな爪の手が、私を掴もうと手招きをするようにうごめいていたのだ。
それを見た瞬間、言葉に言い表せないほどの恐怖が私を包み込んだけれど……それよりも恐ろしく感じたものが、宙にぶら下がっていたのだ。
白い脚……赤い筋が入った白い脚が、その赤をポタリポタリと床に落としている。
それは床で弾けると煙のように消えて。
私が白い脚の上の方に目を向けると……口に何かが突き刺さって、口が大きく裂けた女の人が私を見下ろしていたのだ。
「ぎゃあああああああああああああああああっ!!」
もう何も考えられなかった。
ただその場所にはいたくなくて、床を這って居間の方に逃げた。