おうちかいだん
小さい頃は、夜の階段が怖いことはあった。
いや、ほんの1年前まで、暗い1階から2階に上がる時は、何かが追い掛けて来てるような気がして、急いで駆け上がっていたものだ。
だけどそんなものは自分が生み出した恐怖心の産物だって気付いて、怖がることもなくなったのに。
今、私が置かれている状況は、それとは全く異なっている。
私がどれだけ気のせいだと言い聞かせてもそれは存在しているし、怖いと思っても思わなくても、私は恐ろしいものに襲われているのだ。
考えれば考えるほど、絶望的な答えしか出てこない。
お風呂から上がって、居間でこたつに入りながらも震えることしか出来なかった。
寒さではなく、絶望的な恐怖に。
「なんで……なんであんなものが。この家はなんだって言うの? どうして私の家に幽霊が……」
嘆いていても状況が変わることはないけれど、嘆かずにはいられない。
そう、私がこの先どうするかというのを考えた場合、どうしてこうなってしまったのか原因を探る必要がある。
階段の4段目、そして壁に打ち付けられているリング。
……それでも、こんな夜中に調べるのは怖いし、今よりも悪いことが起こりそうな気がしてならないから、とてもじゃないけど動く気にはなれなかった。
いや、ほんの1年前まで、暗い1階から2階に上がる時は、何かが追い掛けて来てるような気がして、急いで駆け上がっていたものだ。
だけどそんなものは自分が生み出した恐怖心の産物だって気付いて、怖がることもなくなったのに。
今、私が置かれている状況は、それとは全く異なっている。
私がどれだけ気のせいだと言い聞かせてもそれは存在しているし、怖いと思っても思わなくても、私は恐ろしいものに襲われているのだ。
考えれば考えるほど、絶望的な答えしか出てこない。
お風呂から上がって、居間でこたつに入りながらも震えることしか出来なかった。
寒さではなく、絶望的な恐怖に。
「なんで……なんであんなものが。この家はなんだって言うの? どうして私の家に幽霊が……」
嘆いていても状況が変わることはないけれど、嘆かずにはいられない。
そう、私がこの先どうするかというのを考えた場合、どうしてこうなってしまったのか原因を探る必要がある。
階段の4段目、そして壁に打ち付けられているリング。
……それでも、こんな夜中に調べるのは怖いし、今よりも悪いことが起こりそうな気がしてならないから、とてもじゃないけど動く気にはなれなかった。