おうちかいだん
ミサが逃げ出してから、私の生活は変わった。
私に抱きついたのを負い目に感じているのか、おじいちゃんが話し掛けて来なくなったし、目も合わせようとしない。
そして、学校でも私の扱いは変わった。
明らかに友人、クラスメイトから避けられるようになり、目に見えて嫌がらせ……いじめを受けるようになってしまったのだ。
あれほどもてはやされた時期もあったのに。
原因はわかってる。
あの不気味な女の人のせいだ。
気持ちの悪いあの顔を見たくないから、鏡を見ずにメイクをするようになった。
あの部屋から自分の部屋にメイク道具を移して、今度は手鏡さえ使わずに。
ミサがいない上に、そんな状況で上手くメイクが出来るはずがなかったというのが大きな問題点だと思う。
「もうっ! こんなの上手く出来るはずがないじゃない! なんなのよあいつは! 返してよ! ミサを返して! 私、これからずっと鏡を見るたびにあいつの顔を見なきゃならないの!? そんなのやだよ!」
何度やっても上手く行かない苛立ちに、テーブルの上の化粧品を手で払い除けて叫んだ。
ガシャンと、派手な音を立てて床に散らばったメイク道具を見て、心が締め付けられるように悲しくなった。
私に抱きついたのを負い目に感じているのか、おじいちゃんが話し掛けて来なくなったし、目も合わせようとしない。
そして、学校でも私の扱いは変わった。
明らかに友人、クラスメイトから避けられるようになり、目に見えて嫌がらせ……いじめを受けるようになってしまったのだ。
あれほどもてはやされた時期もあったのに。
原因はわかってる。
あの不気味な女の人のせいだ。
気持ちの悪いあの顔を見たくないから、鏡を見ずにメイクをするようになった。
あの部屋から自分の部屋にメイク道具を移して、今度は手鏡さえ使わずに。
ミサがいない上に、そんな状況で上手くメイクが出来るはずがなかったというのが大きな問題点だと思う。
「もうっ! こんなの上手く出来るはずがないじゃない! なんなのよあいつは! 返してよ! ミサを返して! 私、これからずっと鏡を見るたびにあいつの顔を見なきゃならないの!? そんなのやだよ!」
何度やっても上手く行かない苛立ちに、テーブルの上の化粧品を手で払い除けて叫んだ。
ガシャンと、派手な音を立てて床に散らばったメイク道具を見て、心が締め付けられるように悲しくなった。