おうちかいだん
確かに、今までの努力が水の泡になるのは嫌だけど、まさかここで漏らせだなんて言われるとは思わなかった。


「お前は……私じゃ……な、ない……」


だけどそう言われると、我慢していたおしっこが出てしまいそうで。


深呼吸をしながら言葉を発し続けても、膀胱がチクチクと刺激されているのがわかって我慢の限界を感じる。


「ほら、やってしまいなさいよ。大丈夫よ。誰もリサを怒らないから」


ミサの言葉に、もうこれ以上考えることは出来なかった。


ほんの少しの気の緩みが我慢の緩み。


徐々に……なんてものではなく、股がぬるま湯に浸かったかのような感覚に包まれて、それが脚を伝って床に流れ落ちる。


「う、うう……お前は……私じゃない」


あまりにも情けなくて涙が出てくる。


トイレじゃなく、部屋でおしっこを漏らしてしまうなんて。


濡れてベットリと身体に張り付くパジャマが気持ち悪い。


そして、そんな所まで真似しなくてもいいのに、鏡の中の不気味な女の人も、股から足元にかけて濡れていて、私と同じくお漏らしをしたようだった。


「どう? 大したことはないでしょ? それに、それだけ我慢していたら、気持ちよかったんじゃない? ふふふ」


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