おうちかいだん


「ちょっと、一体何よ。私に用事って」


それを思い出した日、私はそのクラスメイトを家に誘ってみた。


どうやらその子も私に対して負い目があるのか、友達連れとはいえ、来てくれることになった。


私をいじめている主犯格の三人。


罪悪感もあるだろうけど、どうせ私の家を悪く言うために、話のネタを探しに来ているのだろう。


「……前に、私に話したことがあったよね? 頭を洗ってる時に、幽霊のことを考えちゃダメって。その時にはもう幽霊がいるって」


そう言うと、クラスメイト達はくすくすと笑って。


「は? 幽霊とか本当に信じてるわけ? そんなのただの冗談に決まってるでしょ!」


「え? 何? わざわざそんなことで呼んだわけ?」


「ほんと、キモイやつの考えることはわからないわ。自分が臭いのは人のせいってわけ?」


口々に私をバカにするような発言をしたのだ。


確かに私が臭いのは、私がお風呂に入らないせいだし、それは構わない。


だけど、この話をした張本人が、私をいじめるようになったのは許せることじゃない。


そんな話を聞かなければ、私は今でも普通の生活が送れていたかもしれないのだから。
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