エリート官僚はお見合い妻と初夜に愛を契り合う
酔っているせいで素直というか、若干暴走気味になっていた俺は、思わず口に出して呟いた。先生はにやりと微笑み、俺の肩をぐいっと引き寄せる。
『想像したんだろう、幼き日の花純を』
『しました。萌えました』
『ほう。学生時代ではクールで有名だった司波くんの口からそんな言葉が出るとは愉快だな。よし、花純の歴史を見せてやろう』
気をよくした先生の提案で、俺は花純のアルバムを見せてもらった。
『楽しそうね、私もまぜてよ』
家事をしながら話を聞いていたお母さんも途中から参加し、三人で顔を突き合わせてアルバムに見入った。
ころころの生まれたての姿。無邪気で愛らしい女の子の時代。それから成長とともに段々と女性らしくなっていき、成人式の振袖姿などは、どきりとするほど艶やかだった。
『先生、くださいよこのアルバム』
『ダメだ。これはうちの家宝だ』
『そうですか。では残念ですが諦めます。同棲すれば、どんな写真も撮り放題ですしね』
アルバムを抱きしめて離さない榛名先生に、俺は誘惑するような視線を向ける。