超翼ビビオ伝
タヌ、大丈夫かタヌ!ビビオが声をかけるが返事は無い、体が衰弱し、それを回復するため眠りに入ったタヌ。人間には解らないだろうが、動物と呼ばれる者達には皆わかる行為だった。


「よしッ」今オレが暖かくしてやるからな、こんなブリザードの中じゃ回復どころか凍えちまう。


タヌの背に乗り翼を開くビビオの体が陽炎の様に揺らめき出す、そして巨大な鳥の形を為した炎が立ち上った。


タヌの周りの雪は一瞬で蒸発し湯気があがる。


大丈夫だタヌ、オマエお丸焼きにはしないからなッ、ビビオは呟く。荒れ狂うブリザードは完全に遮断されタヌの周りは小春日ようになっていた。

何でかワカンナいけど此の炎は中側に居る者には治癒の効果が有るみたいだからな、オレの翼も再生したくらいだからな。
< 217 / 221 >

この作品をシェア

pagetop