人気俳優と、同居することになりました
「夕陽様。お着きになりました」
そう言って車を降りたあたしたちは
撮影現場まで行くと、やはりまだいたあたしのマネージャー
「夕陽ちゃん」
「分かってる」
「桜。今日は、あたしたちから離れないでよ」
「え?」
「あの女がいるから」
「!?」
「とりあえず、愛は着替えに行くんでしょ?」
「勿論」
夕葉ちゃんの提案で桜のいらなくなった服を持ってきてはいる
とりあえず、楽屋に置いてこなくてはいけない
そして、このカメラも設置しなくてはいけない
「お願いね」
「分かった。桜」
「え?」
「大丈夫よ。今は"末っ子"の桜でいていい。
雪も、蘭もここにはいないんだから。
怖かったら、怖いって思ったって大丈夫よ
それに、頼りになる義兄(あに)も来るでしょ」
「うん」
「ここには、桜の味方しかいないわ」
「でも・・・」
そう言った桜の目線の先にはマネージャーの姿
「あの女は、目に入れなくてもいい。
桜にはあたしたちがいるってちゃんと見てくれればそれでいい
あたしの仕事を怖いと思わないで欲しいの」
「愛ちゃんの・・・」