キミと、光さす方へ
勇人はバスケが大好きなはずだ。
途中でスマホを忘れたからってわざわざ部活を抜け出して取りにくるだろうか?
まさか、わざと忘れたんじゃ……?
「それよりさ、琴江っていつも1人で帰ってんのか?」
「え、うん、まぁ」
「なんで?」
「なんでって……遅い時間に帰るから」
これも嘘じゃない。
それなのに、どうしてかとがめられているような気持になって、あたしは勇人から視線をそらせた。
「泉と一緒に帰らないのか?」
「泉は兄弟が待ってるもん」
泉の両親は共働きで、家にはまだ小学生の弟が1人でいる。
そのため泉はいつも早めに家に戻って、家事や弟の面倒をみるのだ。
だから、あたしと同い年でもあれだけしっかりしているんだ。
「それなら一緒に帰ればいいだろ?」
「あたしは勉強したいの」
途中でスマホを忘れたからってわざわざ部活を抜け出して取りにくるだろうか?
まさか、わざと忘れたんじゃ……?
「それよりさ、琴江っていつも1人で帰ってんのか?」
「え、うん、まぁ」
「なんで?」
「なんでって……遅い時間に帰るから」
これも嘘じゃない。
それなのに、どうしてかとがめられているような気持になって、あたしは勇人から視線をそらせた。
「泉と一緒に帰らないのか?」
「泉は兄弟が待ってるもん」
泉の両親は共働きで、家にはまだ小学生の弟が1人でいる。
そのため泉はいつも早めに家に戻って、家事や弟の面倒をみるのだ。
だから、あたしと同い年でもあれだけしっかりしているんだ。
「それなら一緒に帰ればいいだろ?」
「あたしは勉強したいの」