何度も、何度でも。
その日、夢を見た。

夢の中での私は、太ったままで、なぜか
中学の体育祭の時を見ているようだ。

「おいデブ、徒競走もっと早く走れよ」

「見て、間宮澄華の弁当!デブなんだから
 あんな量じゃ絶対足りないでしょ」

「うわ、あのブタ汗かいてる。くさそー。
 絶対近寄りたくねー」

「てかさー、あいつぼっちでご飯
 食べてる。ああはなりたくないよね」

「間宮みたいなデブって体育祭だとまじで
 足手まといなんだけど。正直同じ
 チームになりたくなかったわー」

みんな好き勝手に悪口を言って、私を
笑い者にする。でも、私は何も言い
返せない。全部本当のことだから。
太っていてみんなの邪魔をしている私が
全部悪いから。

…ただ黙って下を向くことしか、私には
できないんだ。

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