俺のボディガードは陰陽師。~第五幕・白昼夢~
ふと、疑問が過ぎる。
そんな10分ぐらいで、仲間…来るの?
誰が来るのかは知らないが、10分で集合するなんて、この近辺にいないと車でもキツくないか?
不安要素しかない…。
「なぁーに、四分休符ぐらいの間で大丈夫。ウンぐらい。ウン♪みたいな?」
「どんな間だよ!」
そんな疑問不安を胸に抱えて、言い合っている二人の間にぬっと割り込む。
命の危険がかかっていることから、焦りながらストレートに疑問をぶつけた。
「…仲間ホントに来てんの?大丈夫?」
「お?伶士殿。来る来る。絶っ対来る!」
即答。そして随分な自信!…根拠あんの?
「なっ、何でそんなに自信満々なんだよ!10分だぞ?もし来なかったら…」
「うーん。もし来なかったら、このまま神威も俺たちもやられるかも」
「はっ…!」
「でも、びわたんが護ってくれるかな。いや、びわたんは一人で逃げそうだな?わはは」
生後一ヶ月の赤ん坊が護る?一人で逃げる?…ハイハイどころか寝返りも出来ないのに!
…ふざけたことを!笑ってる場合か!