クールな彼の甘苦い罠





「 これ 何? 」


って 机に置いてあったチラシを手に取る平石。


「 あ… それはー。お祭りのチラシ 」


「 いっぱいマルがついてる、行くの? 」


行きたいお祭りにさっき印してたから、、


「 決まってはないけど。印しただけ
 ほら 返してよ。」


一緒に行く?なんて間違っても言えない。

もしかしたら 天音ちゃんと復縁してるかもしれないし、、


私は平石からチラシを取り上げてカバンに雑にしまおうとするけど

「 えっ なに 」

「 … 俺 ここの花火行きたい 」


って、チラシを平石がまた取り上げて、
私がマルしていた中の1つを指さす。


「 … そうなんだ 」


どう反応したらいいの。

それは 天音ちゃんとってこと?

なんて 聞けるわけない。



「 帰ろ 」

私は カバンを持って立ち上がり
全く帰ろうとしない平石に

「 帰んないの? 」

って 冷たく言い放つ。


「 … 帰るけど 。はぁ 、むかつく 」


って 立ち上がった 平石は不機嫌モード。


意味わかんない、、

私は ドアに手をかけ開けようとすると

「 …… っ!、、なに 」

その手を掴まれ クルリと体の向きを変えられる


ドアと平石に挟まれる状況は理解できたけど

なぜこうなってるのか、、

平石の不機嫌な理由は理解できないでいた。



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