追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
買い物をしていると、店のおばさんが話しかけてきた。
「そういえば聖女様、聞いたかい? また森の方で違法に動いている奴らがいるらしいよ」
「違法?」
首を傾げる私に、テオが説明してくれる。
「ああ、キーランとの国境沿いにある森でのことっす。この国では人間の国へ行くことは禁止されているんですが、無視してキーランに出てしまう奴らがいるんすよ。俺も昔は、見つけたら取り締まっていました」
私の張った結界は、人間の侵入を防ぐことができる。
しかし、魔族はいつでも自由に通り抜けができるというものだ。
「キーランに出ても、いいことはないと思いますが」
「好奇心旺盛な奴や、武勇伝を残したい奴、人間の国にあるものに興味を持っている奴。動機は様々っすが、キーランは危ない場所ですよね。人間との余計な軋轢も避けたいところっす」
「そうですよね、百年前のことがありますし。相手はキーラン国ですから、万が一何かあっても、話が通じなさそうで……」
「でも、百年前の争いを体験していない若い魔族の中には、うっかり出ちまう奴がいるっす!」
キーランの体制が昔と同じままなので、見つかった魔族は危険にさらされる恐れがある。
今のところは大きな問題が起こっていないと言うが、いつ何が起こるかもわからない。互いの国を行き来しないに越したことはないだろう。
「そういえば聖女様、聞いたかい? また森の方で違法に動いている奴らがいるらしいよ」
「違法?」
首を傾げる私に、テオが説明してくれる。
「ああ、キーランとの国境沿いにある森でのことっす。この国では人間の国へ行くことは禁止されているんですが、無視してキーランに出てしまう奴らがいるんすよ。俺も昔は、見つけたら取り締まっていました」
私の張った結界は、人間の侵入を防ぐことができる。
しかし、魔族はいつでも自由に通り抜けができるというものだ。
「キーランに出ても、いいことはないと思いますが」
「好奇心旺盛な奴や、武勇伝を残したい奴、人間の国にあるものに興味を持っている奴。動機は様々っすが、キーランは危ない場所ですよね。人間との余計な軋轢も避けたいところっす」
「そうですよね、百年前のことがありますし。相手はキーラン国ですから、万が一何かあっても、話が通じなさそうで……」
「でも、百年前の争いを体験していない若い魔族の中には、うっかり出ちまう奴がいるっす!」
キーランの体制が昔と同じままなので、見つかった魔族は危険にさらされる恐れがある。
今のところは大きな問題が起こっていないと言うが、いつ何が起こるかもわからない。互いの国を行き来しないに越したことはないだろう。