追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
じっとシリルを見つめると、なぜか彼が真っ赤な顔でもだえ始めた。
「ああっ、可愛い! 上目遣い、反則だ!」
「あの、シリル?」
私に呼びかけられ、シリルはハッと我に返……らなかった。
「自制しようと頑張ったけど……僕、もう我慢できないよ。こんなにも可愛いエマが、夜に一人で部屋にきてくれるなんて。結婚して!」
「……お断りしまず」
「なら、婚約は?」
「……それも困るというか」
深刻な話をしていたのに、シリルは一体何を考えているのか。
「じゃあ、恋人同士に」
「シリルは魔王なのですから、もっと相応しい相手がいるのでは?」
「エマがいい!! 君は自分の価値をわかっていなさすぎる!!」
「そんなことないですよ?」
シリルの方こそ、自分の偉大さをわかっていないと思う。
百年間モフィーニアを守り続けた優秀な魔王で、魔族たちの人望も厚い。
私の前ではこんな感じだけれど、普段はもっと冷静で魔王らしいのだとアルフィやテオが言っていた。
それに、シリルは誰もが認める美形だ。きっと女性の人気も高い。
そして何よりも、フサフサでサラサラでモフモフなのだ。こんな優良物件は他にない。
以上のことから、私にはとても釣り合わないのである。
「ああっ、可愛い! 上目遣い、反則だ!」
「あの、シリル?」
私に呼びかけられ、シリルはハッと我に返……らなかった。
「自制しようと頑張ったけど……僕、もう我慢できないよ。こんなにも可愛いエマが、夜に一人で部屋にきてくれるなんて。結婚して!」
「……お断りしまず」
「なら、婚約は?」
「……それも困るというか」
深刻な話をしていたのに、シリルは一体何を考えているのか。
「じゃあ、恋人同士に」
「シリルは魔王なのですから、もっと相応しい相手がいるのでは?」
「エマがいい!! 君は自分の価値をわかっていなさすぎる!!」
「そんなことないですよ?」
シリルの方こそ、自分の偉大さをわかっていないと思う。
百年間モフィーニアを守り続けた優秀な魔王で、魔族たちの人望も厚い。
私の前ではこんな感じだけれど、普段はもっと冷静で魔王らしいのだとアルフィやテオが言っていた。
それに、シリルは誰もが認める美形だ。きっと女性の人気も高い。
そして何よりも、フサフサでサラサラでモフモフなのだ。こんな優良物件は他にない。
以上のことから、私にはとても釣り合わないのである。