追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
「恋人になってくれるまで、部屋から帰さないと言ったら?」
「シリル、前世ならともかく、百歳を過ぎてそんな我が儘は認めませんよ」
立ち上がった私は、彼の部屋を出ようと早足で扉に向かう。
「お試しで、お試しでいいから……っ!」
扉を開けた瞬間、シリルが私の腰にすがりついてきた。これが、皆から尊敬されるモフィーニアの魔王とは……
「シリル、いい加減にしてください」
「お願いだよ、一生のお願い!!」
廊下で言い合いをしていると、アルフィがやってきた。まだ仕事をしていたようだ。
「アルフィ、聞いてください。シリルが……」
事情を説明すると、アルフィあろうことかシリルに味方についた。そこは、主の暴走を止める側に回るんじゃないの!?
「エマさん、魔王陛下も真剣なのです。百年以上の片思いなんです!」
「そう言われましても」
「なにも結婚しろというわけではないのです、お試しでいいので可哀想な陛下に手を差し伸べてはいただけませんか? 本人も、それで気が済むと思うので」
「お試しとは、具体的に何をすれば?」
「そうですね。一緒にお出かけしたり、一緒に部屋で過ごしたり……ですかね」
「今までと変わらないですね」
それで本当に構わないのだろうか?
「シリル、前世ならともかく、百歳を過ぎてそんな我が儘は認めませんよ」
立ち上がった私は、彼の部屋を出ようと早足で扉に向かう。
「お試しで、お試しでいいから……っ!」
扉を開けた瞬間、シリルが私の腰にすがりついてきた。これが、皆から尊敬されるモフィーニアの魔王とは……
「シリル、いい加減にしてください」
「お願いだよ、一生のお願い!!」
廊下で言い合いをしていると、アルフィがやってきた。まだ仕事をしていたようだ。
「アルフィ、聞いてください。シリルが……」
事情を説明すると、アルフィあろうことかシリルに味方についた。そこは、主の暴走を止める側に回るんじゃないの!?
「エマさん、魔王陛下も真剣なのです。百年以上の片思いなんです!」
「そう言われましても」
「なにも結婚しろというわけではないのです、お試しでいいので可哀想な陛下に手を差し伸べてはいただけませんか? 本人も、それで気が済むと思うので」
「お試しとは、具体的に何をすれば?」
「そうですね。一緒にお出かけしたり、一緒に部屋で過ごしたり……ですかね」
「今までと変わらないですね」
それで本当に構わないのだろうか?