追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
シリルに問われた部下は、深刻な口調で答えた。
「実は今回捕らえた魔族と、前回誘拐被害に遭った魔族が同じなんです。被害者が急に加害者になるなんて、意味がわかりません! 話を聞き艇のですが、前のように死なれてしまっては困りますし」
話の一部始終を聞いた私は、思わず口を挟んでしまった。
「あの、私をその人たちに会わせてもらえませんか?」
「えっ……!?」
部下の人が驚いたように私を見たあと、シリルに視線を移した。
急なことを言われて戸惑うよね。
「もし、誘拐犯に何らかの呪いがかかっていた場合、私だったら解除できるかもしれません」
今まで使ったことはないけれど、私のステータスには「解呪」がある。
とはいえ、判断を下すのは、魔王であるシリルだ。
私も様子を窺うために彼を見た。
「エマ、僕も一緒に向かうよ。恋人である君に万が一のことがあってはいけないからね」
今日の彼は、ことあるごとに「恋人」を強調してくる。
「いや、捕まっている誘拐犯を見に行くだけですけど」
「それでもだよ! 大好きな恋人に何かあったら、僕は、僕はっ!」
「……わかりました。シリルも行きましょう」
「実は今回捕らえた魔族と、前回誘拐被害に遭った魔族が同じなんです。被害者が急に加害者になるなんて、意味がわかりません! 話を聞き艇のですが、前のように死なれてしまっては困りますし」
話の一部始終を聞いた私は、思わず口を挟んでしまった。
「あの、私をその人たちに会わせてもらえませんか?」
「えっ……!?」
部下の人が驚いたように私を見たあと、シリルに視線を移した。
急なことを言われて戸惑うよね。
「もし、誘拐犯に何らかの呪いがかかっていた場合、私だったら解除できるかもしれません」
今まで使ったことはないけれど、私のステータスには「解呪」がある。
とはいえ、判断を下すのは、魔王であるシリルだ。
私も様子を窺うために彼を見た。
「エマ、僕も一緒に向かうよ。恋人である君に万が一のことがあってはいけないからね」
今日の彼は、ことあるごとに「恋人」を強調してくる。
「いや、捕まっている誘拐犯を見に行くだけですけど」
「それでもだよ! 大好きな恋人に何かあったら、僕は、僕はっ!」
「……わかりました。シリルも行きましょう」