追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
彼らの傷を全て治癒すると、城に残っていた魔族が集まってくる。
「魔王陛下、聖女様、ご無事で何よりです! 下級魔族たちは私共が住み処へ帰しますので」
モフモフたちを彼らに預け、協力してくれた子犬型の魔族に話しかける。
「ありがとう。今度ごちそうするから、食堂に来てね」
子犬はフリフリと尻尾を振って、仲間の魔族たちの方に走っていった。
「……可愛い」
「エマ、僕たちも城に帰ろう」
「う、うん……」
シリルには、執務室に戻ってやる仕事がある。
しばらくは、二国間を行ったり来たりすることになるだろう。
「エマ、頬が腫れてる。切れてはいないみたいだけれど」
「ああ、これですか? リマに打たれたところかも?」
「あの勘違い女、許せないよ」
怒りのせいか、彼の頭に銀色の狐耳が出現してしまった。テオもそうだけれど、興奮すると耳や尻尾が出やすくなるらしい。
「大丈夫ですよ、シリル。そのうち腫れも引くかと」
「そういう問題じゃない。君を一人で行かせたこと、後悔してる」
「打たれたとき、飛び出さないでいてくれて、ありがとうございます」
「もう少しで、あの女に向けて魔法を放つところだったよ。それ以外の人間にもね。寄ってたかってエマを侮辱するんだから」
「魔王陛下、聖女様、ご無事で何よりです! 下級魔族たちは私共が住み処へ帰しますので」
モフモフたちを彼らに預け、協力してくれた子犬型の魔族に話しかける。
「ありがとう。今度ごちそうするから、食堂に来てね」
子犬はフリフリと尻尾を振って、仲間の魔族たちの方に走っていった。
「……可愛い」
「エマ、僕たちも城に帰ろう」
「う、うん……」
シリルには、執務室に戻ってやる仕事がある。
しばらくは、二国間を行ったり来たりすることになるだろう。
「エマ、頬が腫れてる。切れてはいないみたいだけれど」
「ああ、これですか? リマに打たれたところかも?」
「あの勘違い女、許せないよ」
怒りのせいか、彼の頭に銀色の狐耳が出現してしまった。テオもそうだけれど、興奮すると耳や尻尾が出やすくなるらしい。
「大丈夫ですよ、シリル。そのうち腫れも引くかと」
「そういう問題じゃない。君を一人で行かせたこと、後悔してる」
「打たれたとき、飛び出さないでいてくれて、ありがとうございます」
「もう少しで、あの女に向けて魔法を放つところだったよ。それ以外の人間にもね。寄ってたかってエマを侮辱するんだから」