追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
こうして、言い争いの最中に乱入した魔族たちにより、国王、王子、エマの元家族たち全員が捕らえられたのだった。

「さて、調べによりますと、この王国には第一王子がいるそうです。ただ、彼は母親の身分が低く、その母も他界していて、現在は辺境に追いやられているみたいです。王位継承権も、第二王子の方が上でした」

「そいつを、次の王に据えるんっすね」

「そうです。真面目に勉学に取り組み、第二王子よりも見識が広い。身分のことさえなければ、王になれるのにと嘆く民衆も多いそうです」

「人望があるっすね」

「現国王と第二王子の人望が壊滅的にないんですよ。彼らが税金で贅沢三昧していることに、国民も気づいているみたいでした。ただ、下手に刺激して罰されるのを恐れ、何もできなかったみたいです」

「なら、さっそく呼び寄せてしまうっす」

こうして、国王と第二王子、ゴールトン侯爵家は全員断罪され、王族位、貴族位は剥奪された。

現在、彼らは城の牢屋にいるが、建物からは毎日、互いを罵り合う声が響いているのだとか。

モフィーニアの魔族によって、その後もキーラン国再建計画は進められていくのだった。
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