追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
――そういえば、追放されたあの女は、今頃何をやっているのかしら。まあ、どうでもいいけれど。
一緒に召喚された、エマとかいう冴えない女。
社会人みたいだったが、化粧っ気もなくくたびれた様子で、自分と正反対の人物だった。
ステータスの職業名はスミレと同じで町人。あんな地味な女が、聖女のわけがないとは思っていたが。
「それにしても、この部屋、色々なものが揃っているのよね。使えないガラクタも多いけれど……異世界なのに引き出しの奥にスマホの充電器なんてあったし、電池の切れたゲーム機も。なんで、こんなところに?」
そこまで考え、スミレはある可能性に気づいた。
「もしかして、私の他にも聖女がいたの? だとすれば、どうして誰も私にそのことを話してくれなかったのかしら? これから紹介されるとか? 私以外の聖女なんて、いらないんですけどー」
自分の地位を奪われまいかと心配するスミレは、真実を知るため王太子に会いに行くことにした。
「不安の種は、早く潰さないと」
なぜ王太子を選んだかというと、単にイケメンが目の保養になるからだ。それに、彼はスミレを恋人のように扱ってくれる。
「適当な人に聞くより、将来の夫と会話をした方が時間を有効に使えると思うのよね。そうと決まれば、急ぐわよ」
一緒に召喚された、エマとかいう冴えない女。
社会人みたいだったが、化粧っ気もなくくたびれた様子で、自分と正反対の人物だった。
ステータスの職業名はスミレと同じで町人。あんな地味な女が、聖女のわけがないとは思っていたが。
「それにしても、この部屋、色々なものが揃っているのよね。使えないガラクタも多いけれど……異世界なのに引き出しの奥にスマホの充電器なんてあったし、電池の切れたゲーム機も。なんで、こんなところに?」
そこまで考え、スミレはある可能性に気づいた。
「もしかして、私の他にも聖女がいたの? だとすれば、どうして誰も私にそのことを話してくれなかったのかしら? これから紹介されるとか? 私以外の聖女なんて、いらないんですけどー」
自分の地位を奪われまいかと心配するスミレは、真実を知るため王太子に会いに行くことにした。
「不安の種は、早く潰さないと」
なぜ王太子を選んだかというと、単にイケメンが目の保養になるからだ。それに、彼はスミレを恋人のように扱ってくれる。
「適当な人に聞くより、将来の夫と会話をした方が時間を有効に使えると思うのよね。そうと決まれば、急ぐわよ」