追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
「僕は結界が張れないけれど、魔法を使うときは、手を前に伸ばして集中すると使いやすいんだ。最初に練習をしたときは、ずっと手を前に出していたよ」
楽しそうなシリルが、私の手を取って指導する。
「こう、ですか?」
「そうそう、上手だよ。その状態で、強く念じてみて?」
「結界、出て!!」
両手を前につきだして、私は大きな声を出す。すると……
目の前に、成人女性くらいの大きさの、つるんと透明な壁が現れた。
――本当に、結界が出ちゃった! 異世界のスキルって、すごい。
「わあ、一発で出せたね。筋がいいよ! じゃあ、次は治癒、いってみよう! ちょうど、廊下で転んで腕をすりむいた部下がいるから連れてくるよ」
実験台の魔族の協力で、無事に治癒も成功。
解呪は、呪いにかかっている者がいないので後回しだ。
シリルのレクチャーを経て、私はすぐに結界、治癒を完全に使いこなすことができるようになった。
けれど、練習を通して明らかになったことがある。
治癒のスキルが自分に対しては使えないことだ。料理中に火傷した部分を治そうとしたら、何も起こらなかった。
「怪我をしないよう、気をつけなきゃね」
楽しそうなシリルが、私の手を取って指導する。
「こう、ですか?」
「そうそう、上手だよ。その状態で、強く念じてみて?」
「結界、出て!!」
両手を前につきだして、私は大きな声を出す。すると……
目の前に、成人女性くらいの大きさの、つるんと透明な壁が現れた。
――本当に、結界が出ちゃった! 異世界のスキルって、すごい。
「わあ、一発で出せたね。筋がいいよ! じゃあ、次は治癒、いってみよう! ちょうど、廊下で転んで腕をすりむいた部下がいるから連れてくるよ」
実験台の魔族の協力で、無事に治癒も成功。
解呪は、呪いにかかっている者がいないので後回しだ。
シリルのレクチャーを経て、私はすぐに結界、治癒を完全に使いこなすことができるようになった。
けれど、練習を通して明らかになったことがある。
治癒のスキルが自分に対しては使えないことだ。料理中に火傷した部分を治そうとしたら、何も起こらなかった。
「怪我をしないよう、気をつけなきゃね」