追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
妹に続いて、両親も歓喜の声を上げる。
「よくやったぞ、リマ! これで、我が家も安泰だ!! 醜聞の種であるエマもいなくなることだしな!」
あまりのことに、私の頭は真っ白になった。もう、何がなんだかわからない。
けれど、どうあっても、私に対抗策はない。
なんの力も持たないただの十六歳の娘が、兵士を振り切って逃げることなど不可能だ。
こうして私は、意見を一切聞き入れてもらえないまま、光の差さない城の地下牢へ強制連行されたのだった。そして――
「よくやったぞ、リマ! これで、我が家も安泰だ!! 醜聞の種であるエマもいなくなることだしな!」
あまりのことに、私の頭は真っ白になった。もう、何がなんだかわからない。
けれど、どうあっても、私に対抗策はない。
なんの力も持たないただの十六歳の娘が、兵士を振り切って逃げることなど不可能だ。
こうして私は、意見を一切聞き入れてもらえないまま、光の差さない城の地下牢へ強制連行されたのだった。そして――