追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
空中を移動するシリルは、魔獣の出る森の上を越えながら後ろを振り返った。
エマが命がけで張った結界は今も変わらず存在していて、強欲な人間たちの侵入を阻んでくれる。
しかし、魔族だけは結界を自由に通り抜けることができた。
だから、シリルも簡単にキーラン国へいけるし、いつでも戻ってこられる。
もっとも、今では魔族が人間の国へ出るのは、緊急時以外禁止しているのだが。
「エマはもういない。期待しちゃ駄目だ」
わかってはいるが、いても立ってもいられない。
シリルの見た目は人間と変わらず、赤い目だけを幻影の光魔法で誤魔化せば簡単にキーラン国の人間に溶け込めた。
気配があった場所の近くに降り立ち、早足で目的地へ向かう。
しかし――
たどり着いたのは、予想外の場所だった。
エマが命がけで張った結界は今も変わらず存在していて、強欲な人間たちの侵入を阻んでくれる。
しかし、魔族だけは結界を自由に通り抜けることができた。
だから、シリルも簡単にキーラン国へいけるし、いつでも戻ってこられる。
もっとも、今では魔族が人間の国へ出るのは、緊急時以外禁止しているのだが。
「エマはもういない。期待しちゃ駄目だ」
わかってはいるが、いても立ってもいられない。
シリルの見た目は人間と変わらず、赤い目だけを幻影の光魔法で誤魔化せば簡単にキーラン国の人間に溶け込めた。
気配があった場所の近くに降り立ち、早足で目的地へ向かう。
しかし――
たどり着いたのは、予想外の場所だった。