獣人皇帝は男装令嬢を溺愛する ただの従者のはずですが!
はほはほと熱を逃がしながら、思わず叫んでいた。
「あら、嬉しいねぇ」
女性店主はニコニコと相好を崩した。隣で私と店主のやり取りを見ていたふたりも揃ってコロッケに噛り付き、サクッと小気味いい噛み音を立てた。
「たしかに、じゃがいも自体に甘さがあるな。これは新しい品種か?」
ガブリエル様が味わうように噛みしめて、店主に尋ねた。
「おや! 兄さん、あんたいい舌をしてる。これは、二年ほど前から出回るようになった新しい品種さ。暑さ寒さに強く、土を選ばない。おまけに糖度が高くて、味がいいときてる。本当に、マクシミリアン陛下には頭が下がるよ」
「なぜ、じゃがいもの話にマクシミリアンが出てくる?」
ガブリエル様は最後のひと口を放り入れ、もぐもぐと口を動かしながら怪訝そうに首を捻った。彼が投げかけた疑問は、くしくも私が覚えたものと同じだった。
「あら、嬉しいねぇ」
女性店主はニコニコと相好を崩した。隣で私と店主のやり取りを見ていたふたりも揃ってコロッケに噛り付き、サクッと小気味いい噛み音を立てた。
「たしかに、じゃがいも自体に甘さがあるな。これは新しい品種か?」
ガブリエル様が味わうように噛みしめて、店主に尋ねた。
「おや! 兄さん、あんたいい舌をしてる。これは、二年ほど前から出回るようになった新しい品種さ。暑さ寒さに強く、土を選ばない。おまけに糖度が高くて、味がいいときてる。本当に、マクシミリアン陛下には頭が下がるよ」
「なぜ、じゃがいもの話にマクシミリアンが出てくる?」
ガブリエル様は最後のひと口を放り入れ、もぐもぐと口を動かしながら怪訝そうに首を捻った。彼が投げかけた疑問は、くしくも私が覚えたものと同じだった。