獣人皇帝は男装令嬢を溺愛する ただの従者のはずですが!
するとハミルがチラッと俺を見やり、そっとヴィヴィアンの肩を押す。
「ハミル殿下? どうされました?」
「ううん、とっても惜しいんだけどこれ以上は恨まれちゃいそうだから」
……なっ! ハミルはちょっと食えない笑みを浮かべ、ヴィヴィアンに向かって意味深な台詞を囁く。
「え?」
ヴィヴィアンは分からないというように、キョトンと小首を傾げた。
「ふふふっ、こっちの話さ。ねぇそれよりもヴィヴィアン、陛下の尻尾を少しさすってさしあげたら? なんだがトガトガしちゃってるもの」
「え……、あ! マクシミリアン様、まだいらっしゃったんですか?」
ヴィヴィアンがハミルの指差す先を目線で追い、俺を認めて口にした第一声に心が折れそうになった。
「あらら。今のでますますトガトガになっちゃったね」
俺はハミルをひと睨みし、扉から手を離すとヴィヴィアンの元に向かう。ヴィヴィアンはまずチラリと俺の尻尾を見て、次いで窺うように俺を見上げた。
ハミルはそんな俺たちの様子をにこにこと眺めていた。
「ほら、構わんぞ。好きにしろ」
「ハミル殿下? どうされました?」
「ううん、とっても惜しいんだけどこれ以上は恨まれちゃいそうだから」
……なっ! ハミルはちょっと食えない笑みを浮かべ、ヴィヴィアンに向かって意味深な台詞を囁く。
「え?」
ヴィヴィアンは分からないというように、キョトンと小首を傾げた。
「ふふふっ、こっちの話さ。ねぇそれよりもヴィヴィアン、陛下の尻尾を少しさすってさしあげたら? なんだがトガトガしちゃってるもの」
「え……、あ! マクシミリアン様、まだいらっしゃったんですか?」
ヴィヴィアンがハミルの指差す先を目線で追い、俺を認めて口にした第一声に心が折れそうになった。
「あらら。今のでますますトガトガになっちゃったね」
俺はハミルをひと睨みし、扉から手を離すとヴィヴィアンの元に向かう。ヴィヴィアンはまずチラリと俺の尻尾を見て、次いで窺うように俺を見上げた。
ハミルはそんな俺たちの様子をにこにこと眺めていた。
「ほら、構わんぞ。好きにしろ」