獣人皇帝は男装令嬢を溺愛する ただの従者のはずですが!
ちなみにその姉様は、現在鮮魚センターで進めている新規事業の立ち上げに大忙しらしく、もろもろの手配だけ済ませると慌ただしく戻っていったそうだ。
……ほんのちょっとでも顔を見せてくれればよかったのに。まぁ、姉様らしいと言えばらしいけど。
妹の顔も見ずに行ってしまったいけずな姉様に、小さくため息をついた。
とにもかくにも姉様の手で帰還の隊列は煌びやかに変貌を遂げ、離宮を背に皇都へと出発した。
そうして隊列が中央道に出てすぐのところ。
「よっ。ずいぶんとキラキラしいいで立ちじゃねえか」
まさか大棚の宿屋の庭先からガブリエル様がひょっこりと現れた。一同は、ガブリエル様の登場に目を丸くした。彼のうしろには、商隊に身をやつしたアンジュバーン王国の使節団の姿もあった。
「えっ!? ガブリエル様っ!」
ヤ、ヤッバーっ!! 目にした瞬間、私は青くなった。
なにせ有耶無耶のままガブリエル様の豪奢なマントをどっかにやっちゃって……って! それ以前に女ってバレてる方が大問だ……ん?
……ほんのちょっとでも顔を見せてくれればよかったのに。まぁ、姉様らしいと言えばらしいけど。
妹の顔も見ずに行ってしまったいけずな姉様に、小さくため息をついた。
とにもかくにも姉様の手で帰還の隊列は煌びやかに変貌を遂げ、離宮を背に皇都へと出発した。
そうして隊列が中央道に出てすぐのところ。
「よっ。ずいぶんとキラキラしいいで立ちじゃねえか」
まさか大棚の宿屋の庭先からガブリエル様がひょっこりと現れた。一同は、ガブリエル様の登場に目を丸くした。彼のうしろには、商隊に身をやつしたアンジュバーン王国の使節団の姿もあった。
「えっ!? ガブリエル様っ!」
ヤ、ヤッバーっ!! 目にした瞬間、私は青くなった。
なにせ有耶無耶のままガブリエル様の豪奢なマントをどっかにやっちゃって……って! それ以前に女ってバレてる方が大問だ……ん?