ずっと気づかなかっただけ。
「は、はい…」
チカくんの声に恐る恐る返事をして、
伺うようにチカくんを見ると悲しい顔。
え。
「また、俺がらみ…だよな?」
「あ、いや、違うよ!!まだ幼なじみって浸透してないから勘違いする人が出てそれを私が訂正できなかったからで!というか!モテることは悪いことじゃないしチカくんなら当然だし!チカくんのせいじゃないよ!チカくんがそんな顔しないで…平気だよ?」
捲し立てるようにペラペラと話す。
でもチカくんの表情はあんまり変わらなくて。
背伸びしてチカくんのほっぺに手を当てる。
チカくん、私大丈夫だよ?
そんな泣きそうな顔しないで。
「…学校では他人のフリするか。」
チカくんの言葉に、
びくりと肩を揺らす。